よくあるお悩み TROUBLE

歯・歯ぐきのお悩み
TEETH・GUM

01

歯が黒くなっている

こどもの歯が黒くなっているとき、まず考えられるのが虫歯ですが、他にも次のような原因が考えられます。

● 神経が傷ついている
● 着色により歯が汚れている
● むし歯予防のお薬(サホライド)の作用によるもの

乳歯はむし歯の進行が早いため、こどもの歯が黒いと感じたら、お早目にご相談ください。

02

歯ぐきが赤い

歯ぐきが腫れていたり、赤くなっているのは、炎症が起きている状態です。放置すると悪化するケースもあるため、原因を知り、適切な処置をしなければなりません。

磨き残しが原因の歯肉炎の場合、通常歯磨きを丁寧に行えば歯茎の炎症は落ち着いてきます。
しかし、歯磨きだけのケアでは改善が期待できないケースがあるので、歯茎に異常が見られたら、まず歯科医師にご相談ください。

03

歯が割れた、折れた

こどもはよく転んだり怪我したりします。こどもの歯が外傷したケースのご相談は多いです。
そのまま放置してしまうこともよくありますが、その時に症状が見られなくても、しばらくしてから症状が出てくる場合もあります。

後に生えてくる永久歯に悪い影響を与えることもありますので、特に歯が割れたり折れたりしたときは、できる限り早めに受診してください。

04

歯にツノのような角がある

生えてきた永久歯に、「中心結節」と呼ばれるツノのような角がある場合があります。
中心結節は、下の歯の第一小臼歯(前から4番目、犬歯の1つ奥の歯)や第二小臼歯(前から5番目、犬歯の2つ奥の歯)によく見られる形態異常です。

中心結節が折れてしまうと、歯の神経が露出してしまい、細菌感染を起こして神経が死んでしまうケースもあります。
気がついた時に、中心結節が折れないように補強をしたり、少しずつ削ったりすることで、神経の治療に至る事態を予防をすることができます。

生え変わりのお悩み
REPLACE

01

乳歯の後ろから永久歯が生えている

近年では、下記の理由が考えられます。
1.永久歯の位置の異常
2.顎の成長不足によって起こるスペース不足

永久歯が乳歯の後方から生えてくるのは珍しいケースではありません。通常、歯は舌で押し出されるため、自然に適切な位置へと移動していきます。
永久歯は生えてきているにも関わらず、乳歯がグラグラしていない場合は抜歯が必要なこともあります。気になる方は当院へご相談ください。

02

乳歯が抜けない

乳歯がなかなか抜けない原因として以下の3つが挙げられます。

● 永久歯の成長速度がゆっくり
● 乳歯が癒合歯(2本の歯が1本の歯に癒合した状態)の状態
● 永久歯が埋伏している、または、欠損

乳歯から永久歯に生え変わるのは概ね5~12歳前後です。

03

永久歯が生えてこない

永久歯が生えてこない原因としては、下記のケースが考えられます。

● 永久歯が存在しない
● 歯茎が厚すぎて、永久歯が出てこれない
● 邪魔な歯(過剰歯)があり、永久歯が出てこれない

もともと永久歯がないケースを「永久歯先天性欠如」と呼びます。
先天性欠如の場合、「乳歯を長く持たせること」を第一に考えます。噛み合わせの調整や予防処置を進め、長持ちさせる治療を行っています。
何かしらの治療が必要になってしまいますが、早く発見できれば治療の選択肢が増え、治療も最小限に抑えることができます。

どのケースでも、早期発見することで悪化を防ぎ、永久歯が正しい位置に生えるよう手助けすることができます。

04

通常より歯が多い

一般的な歯の本数としては、乳歯は20本、永久歯は28~32本(親知らずを含む)ですが、生まれつき多くの歯が存在していることがあります。これは「過剰歯」と呼ばれます。

過剰歯をそのまま放置してしまうと、永久歯が生えてこない、永久歯がまっすぐ生えてこない等、永久歯によくない影響を及ぼす可能性もあります。

生え変わる以前に過剰歯を発見したら、歯科医と一緒に経過を見守りながら治療のタイミングを相談しましょう。

その他のお悩み
TEETH・GUM

01

滑舌が悪い

「低位舌」は舌が正常な位置よりも低い位置にある状態のことをいいます。
「いつも口があいている」「声が小さい」「滑舌が悪い」「クチャクチャ音をたてて食べる」等の様子が見られる場合は「低位舌」の可能性が考えられます。

舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングして整えていきます。

02

舌下のすじが短い

舌小帯(ぜつしょうたい)は、舌の裏についているすじを指します。
生まれつき舌小帯が短い疾患を舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)と呼びます。舌小帯が短いと、舌をうまく動かすことが出来ません。
食事や発音といった行為に大きく関わりますのでお早めにご相談下さい。

03

指しゃぶりなどの癖

指しゃぶりや口呼吸等の習癖は、歯並びによくない影響を与えます。
指しゃぶりは、乳歯列が完成する3歳以降はやめてもらうよう工夫していく努力が必要です。

口呼吸に関しては、お口が乾きやすく唾液の量が減ることで、口臭や虫歯、歯肉炎等、細菌感染のリスクが上がります。

04

歯医者さんはいつから通ったらいいの?

赤ちゃんの歯医者デビューは歯が生える前からがおすすめです。
生後6カ月くらいから下の前歯が生えてくるので、それまでに赤ちゃんのむし歯予防や、健康な顎の発育のために必要なことを一緒に準備していきましょう。 特に口内環境に問題がない場合でも、3~4カ月から半年に1回のペースを目安に定期的に相談して下さい。

05

保健所検診でむし歯を指摘されました。
治療できますか?

むし歯が指摘された場合は1本でも治療が必要になります。
また、保健所の歯科検診では、歯の異常のあるなしを確認するのみのため、歯科医院でさらに詳しい検査をすることで、見逃されていた小さなむし歯があった場合も早期治療に取り組むことができます。
虫歯が0本であっても、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。

06

フッ素って安全なんですか?

フッ素には「歯の再石灰化の促進」「歯の質の強化」「虫歯菌の活動抑制」効果があります。 むし歯予防に効果的なフッ素ですが「毒性」など、身体への悪影響がないか心配される方も多いでしょう。
しかし、歯科医院で使用するのは、安全性の高いフッ化ナトリウムです。 毒性はなく、小さなお子様でも安心してお使いいただけます。
将来、お子さまがむし歯や歯周病などに悩むことがないよう、歯科医院と連携して、こどものお口の健康を守りましょう。